敷衍的腐敗術

浮遊する腐乱に花開くラフレシア
その四本の長い脚をもてあまし、
なぜ燃やすのか、なぜ火を使うのか?

加速する腐敗のなかで、
お前はオイルに、俺は石炭になろう
すべてを黒く染める時間に
六十兆の細胞が年に一つづつ死滅する
(六十兆だって?

腐敗を学んだ数学は
きっと美しいエロスだろうが
今は期待もできそうにない
シゲキガ タリナイ…
呟く数学は健康だ

俺たちの肺のように
暗闇を彷徨うことも出来はしない
ならば、お前は鉱石となれ
あらゆる光を拒絶する、孤高の鉱石となれ

ラフレシアの不器用な四つ足を休め
オイルに浮沈し、石炭を冷たくし
六十兆の細胞がともにした昼と夜を貫いて
星にまで届く鉱石となれ

そのとき微かな勃起が訪れる
濡れた数式に自慰を重ねる男と女
(組み合わせは無限が良い
場末でくすんだ一枚の紙幣
暗闇では燃えて消えてしまう一枚の紙幣

火を使うのは、だれだ?
2014-12-12 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補