リフレインを棄てる瞳

厚い窓越しの音が語る世界は
ひどく視界がボンヤリとしていて
走り抜けている車の種類だって一つしかない
ああ…色もグレー、灰色しかない
でも誰かがいる、人が
顔はない、輪郭は与えられた
声を持たない、叫びを与えられた
寒空が広がっているだろう
どこかでは広大な湖も広がっているだろう
大地と空とのあいだでは
いくつものリフレインが交錯し
極彩色の紋様さえきらめいているだろう
すべては厚い窓の向こうで
真っ黒に染められた窓の向こうで
瞳は閉じる
静かに外を想い出すため
美しい外の世界を創りだすため
瞳は閉じたまま開かない
見るよりも創るために開かない
2014-12-17 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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