いつまでも

哀しくも短い目覚め
眠りは長く、いくつもの冬を重ねたようだ
厚い雲の下でうごめくように
しかし正確な街の営みが営々と重ねられ
波頭の重なりに似て無為が漂う
一台の選挙カーがなにも言わずに通り過ぎ
手を振るあなたはなにも見るものがない
木立のなかを燦々と降りしきる陽のように
だれも見返ることなく振られる手のなかで
微かな熱を帯びた藁草の匂いがする
春の谺が遠く山の向こう
今でも覚えている夏のなかで
いつまでも響き続けている
2014-12-20 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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