仮定する。風が吹くと

風が吹くとブランコが揺れたので
ブランコが揺れると仮象の風が吹いたが
きみが乗ったときの音をまだ乗せて
ブランコは風とは無関係だ

寒さを乗せて北国からトラックがやってくる
名のある山、名のない山、そして山、山、山
同じように川が、田畑が、自然の造形たち
さらに家々が、様々な建物さえ

そのとき人はどこにいるのだろうか?
私が知っているきみはどこにいるのだろうか?
きみが知っている私はどこにいるのだろうか?

いくつもの問いを存在の上に被せて
しかしすべてを無視して私たちは
寒さを乗せて北国からやってくるトラックを見る
北国からやってきたと知る術もなく

公園から見える限りのトラックの
数々を見送りながらブランコなのだと
一瞬だけの風に仮定する。
2015-01-08 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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