涸れる泉

遠く、遠く、どこまでも遠く
そんなところにある
人跡未踏の山々に囲まれた小さな、小さな泉
川を成すこともなく静かに静かに
ただ、ただコンコンと湧き上がる水を湛えて
晴れた日には青空を映し、曇った日には雲を映し
雨降る日には水溜りのように波を抱く
そんな小さな、小さな泉
その泉の周囲には草が満ちていて、
だけど木々は少し離れていて
きっと花も木々のほうに多く
いつ出来たのかも分からない
いつ涸れるのかも分からない
そんな小さな、小さな泉の傍らに座れたら
私の涙は、きっと涸れるのだ
瞳は小さな、小さな泉に向けられたまま
きっと閉じることを忘れる
遠く、遠く、どこまでも遠くのことだ
2006-09-01 22:05 : 落陽 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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