わたしを なぞりなさい、とキミが言う

半開きのまま
閉じもせず開きもせず
閉じられもせず開かれもせず

くちびるは
少し遠くの蒼い空に触れ
だれのものにも、ならない

虹の距離で拡がる愛を
セカイは知ることがない
虹の距離で拡がる憎悪を
セカイは知ることがない

重力という名のもとに
セカイは沈黙を保ち続け
だれのものにも、ならない

木立が
風もなくゆれる
すきまを走り抜ける子供のリズムで
星のまたたくリズムに合わせて
くちびるとセカイのまんなかで

一本の木立が
風もなくゆれている
すきまを走り抜ける子供のリズムで
星のまたたくリズムに合わせて
すべてのものでもあるように

一本の木立が
風もなくゆれている
くちびるから果てしなく遠く
セカイから果てしなく遠く

木立は
風もなくゆれている
2015-01-13 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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