海であり、そして海ならず

滞留、滞留…
滞留する海流にさえ流れる空虚さが
虹の端をつかんでは消える
そこは街の外、人外の住まうところ
空ろなことばだけが囁きとして交わされ
深い森のなかに沈んでゆくところ

滞留、滞留…
滞留する伏流水の湧水にさえ飲み込まれ
知る限りの足音が響きわたりさえすれば
想い出される風のひと吹きも殺された
知ってはならない、知ることを許さない
永遠の暁に留まり夜に沈もうとするところ

滞留、滞留…
滞留する欲望を蛇に譬えるならば
蛇たちは怒りを鎮めて絡みゆく欲情さえ
乾いた抜殻のように脱皮を残し
交わる人、交わらない人、すべての人に毒を渡す
世界の果てまで毒が満ちようとするところ
私が世界と交わり続ける唯一のところ
2015-01-15 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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