悲しみのない、揺れるとこ

誰も乗らないブランコを作った
誰も乗れないブランコを作った
子供の楽しげな声を聞きながら
ブランコを眺めているのが楽しかった
通り抜けた微かで不吉な風が
誰も乗らないブランコを揺らした
誰も乗れないブランコを揺らした
子供の楽しげな声が遠ざかり
ブランコの鎖がほどけて落ちた
落ちたブランコが砂場に消え
子供の楽しげな声が遠くに聞えた
のぼり階段のないスベリ台が夕陽に光り泣いていた
スベリ台に仰向けになって滲む星を眺めていた
誰も乗らないブランコを想い出しながら
誰も乗れないブランコを想い出しながら
一晩中、眺めていた
2006-09-02 18:51 : 消去一葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補