手慰み

川が流れているように滑りゆく愛をながめている、冬の空に似る季節の終わり、朝焼けを想い出す。
遠くにだけ佇む駅の記憶を手繰りながら列車の空白をひとつ、ひとつ埋めてゆく時間を止められない。砂に似た時間よりも時間に似た砂を愛しながら海へと、海へと。
哀しい流木に座ってひとり歌う女の美しさを愛して、一本の川の流れだけで生きる島を海に漂わせる。
辿り着かない、だれも、どの船も辿り着かないのに波が訪れる。
砂浜ができるまでの時間には川も女もいなくなる、喪われなければ砂浜ができない。
今日を位置付けるブイにつかまりながら、ひとつかみの藻が月の光を探している。
ただ流れてゆくだけの言葉に意味を求めないでくれ。
パズルのように楽しむのなら、それは良いだろう、慰みに。
さても、さても、、、
2015-02-23 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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