M、へ

今日も、君がそこにいる夢を見ながら起きる朝だ。
もう遇っても分からないだろうくらいの月日は過ぎ、いくども理由についてだって考えた。もう忘れられたように想ったときだってある。しかし今日も、まるで君がそこにいるように夢を見ながら起きる朝だった。カレンダーを見れば毎年、君を想い出しながら起きる頃で苦笑するしかないのだけれど、もう私も君も今を、今の生活を生きているしかないし、今までの生活を、別れてから今までの生活しか過去には持たなかったし。
どんな理由が、これほどまで君を想い出させるのか。
いくつもの理由を考え、きっと、それは自分には都合の悪いことだと、考えたくもないほどのことだと想い考え、挙げながらも。
どれもが結局、ただ喪いたくなかっただけだという、今も一緒にいたいだけだったという、それだけのことなのか。
君とは過ごすことも越すこともなかった季節は、もう数え切れない。
いまも君との別れをただ疲れ切りながら迎え、無数に迎え、ただ想い出のなかの君だけを想い出している。
明日にも、今日にも忘れて不思議はない君を、今はまだ覚えていて忘れることができないでいる。
2015-02-26 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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