電脳ラブ・レターと男

【 注意:性的表現が含まれていますので、18歳未満の方は御退出下さい 】

真弓 へ

君は「私の何が、どこが好きだというの?」と言った。
確かに私たちが出遭ったのはインターネットという架空の空間だし、私がしっている真弓は、言葉と数葉の写真だけでしかない。それで好きだと言っても、何もわかっていないくせに、そう言われるのも当たり前だ。

ただ私は、君の言葉から感じる女性としての魅力、知的でセンス溢れるのに柔らかく繊細で、時折は苛ついたりしていたとしても決して感情だけに流されることのない豊かさに強く、とても強く魅かれずにはいられない。そう、その裏に密やかに潜む冷たさや残酷さを感じたとしても、だ。そして君を優しい女性とも言いたいのだが、優しいという言葉は不思議にも君には似合う気がしない。それは慈愛に似ているのかもしれないのだが、ただ女性だけが持つ特殊な愛情なのかもしれない、どうにも形容し難いのだ。
そんな風に君は、あまりにも女性としての魅力に溢れているのだ。むしろ私は、女性が女性としての魅力を十全に備えている君を好きだと言うことに、なんら不思議を覚える術を持たない。

もちろん、それだけではない。君の写真を見たとき私は、もうこれ以上、近寄ることは危険だと想った。理想的に美しく、そして何よりも艶っぽくて、引き返す気持ちを持てなくなりそうだった。
形の良い眉、目鼻立ち、艶めいた唇、すっと撫でるだけで気持ち良くなってしまいそうな頬、それに今時の女性にありがちな痩せぎすで貧相な身体を想うと溜息すら出そうな女性らしい身体のライン(それを君は気にしているかもしれないけれど、私には理想に近い)。豊かで張りのある髪や形の良い額、髪の生え際、うなじや手の美しさも格別だ。身にまとう服や小物のセンスも。
驚くのは素顔のあどけなさと、妖艶な女性らしさがともに君のもので、それがきっと、かなりの年齢、たとえば四十や五十になっても衰えないだろうものであることだった。

こんな風に挙げれば、まだまだキリがないほどで、それでも君を好きにならずにいられない私に君は問うだろうか?
「どこが好きだというの?」
と。そして私を、これほどに愚かにも真弓のことを好きだと言う以外、何も言いようがないようにしてしまうのだろうか?
これ以上の君の残酷さを、私はどう受け止めれば良いのか、むしろ教えて欲しい。
そして君の返事を待っていることを知って欲しい。



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真弓はラブ・レターに書いた通りの女さ。むしろ書ききれないことの方が多いくらいイイ女だ。
付け加えるとすれば、そうだなぁ…

(明はラブ・レターを書いた後、自分の本音を語った、だれにか?それは分からない。)

もちろん私なんかよりも遥かにインテリだし、芸術や文芸、音楽から料理と、なんにでも詳しければ美的センスも良い。街を連れ歩けばすれ違う男が振り返るような美人でありながら、ね。
そりゃあ、本人にも自覚はあるだろうさ。それでいて高慢になり過ぎない、その肝心な線も承知している。なまじっかな知識を詰め込んでるだけのインテリ女史だとか、利いた風な借物でそれらしく語っちゃう感性ゼロのニブチンだとか、大したことないのに少しばかりチヤホヤされれば舞い上がっちまうような勘違い美人だとかのバカ女どもとは違うのさ。気さくだし、ささいなユーモアにも素直に喜ぶような可愛さもある上に、今時、珍しいほど情にも厚いしね、女性としての内面的な資質、つまりハートも申し分ない。

それに、なんといっても、あの最高のマゾ資質!
真弓がさ、普通なら上等なはずの男に満足できないなんてのは分かりきってる簡単なことでね、真弓だって普通に淫乱さを持つ女性だし、何よりもマゾだということを少しも理解してないからさ。ただ教科書通りに愛撫してセックスして…なんてのに満足できるわけがないんだよ。
真弓からしたら、そういう鈍い男は、どれだけ他が上等でもダメ男でしかないんだ。つまり、真弓の内にある生々しい女性を知りもしないで好きだ愛してるだ、と言ってるだけなわけだからね。口先だけにしか聴こえやしないよ、当たり前のことさ。

あの真弓の顔の美しさ、従う先を求める瞳、男をそそらずにいられない肉体…
すべてが、マゾとして扱われたときに、どれだけ美しく輝くことか!
実際のところ真弓は、そのことも知っているんだよ。だから軽く縛るかして自由を奪う、言葉責めする、じらしにじらしてさ、たまにはしゃぶらせるのもいいね、そして本人が入れて欲しい、犯して欲しいと想っても、まだ、じらす。
マゾなんだから、そういう愛し方をしてやらなくちゃいけないし、そうでなけりゃ愛されてることも実感できない。第一、自分の美しさが発揮し切れないし、ありのままの自分を出してないんだから満足出来ないんだ、身体の芯から求めに求めて犯されないと、ね。

もっとも加減というかな、分からないヤツが多いんだろうけどねぇ…真弓の求めるのは自分勝手なサディストではないからさ。真弓が淫らな自分を晒すことが許される、晒しても良い、晒す他ない、そう想えるように責められることを求めているんだ。
そして、それはね、つまりは信頼さ。絆と言い換えても良い。その繋がりが愛だとも言える。
でも要求が高いということではないんだよ。真弓が美しい女性であり、そして真弓も一人の女性として普通に淫乱な面がある、つまりマゾだということを踏まえて、なおかつ信頼し合いながら心ゆくまで一つになって快楽を貪り尽くしてくれる、そして、それを根気強く分かち合ってくれる、ただ、それだけの男性を求めている、そういうことなんだよ。

つまり外見も内面も、すべてにおいて最高の女性であること、そうあることに貪欲であること、それが真弓の魅力ということなのさ。

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明さん、こんにちは。

メール、有難うね…

2013-04-01 00:00 : 消去一葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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