もしも歩いてゆけるのなら

もしも歩いてゆけるのなら川の音を足の裏に感じ、
そのまま繋がる海の波を想像で渡り、
永遠から隔てられた一瞬の水平線に立つのが良い。
あるいは永遠と一瞬の、正確なまんなかの水平線に。
そこでなら出逢うことができるだろう何かを、
それへの期待を植えつけられるだけで私たちが産み落とされた、
そういう何かを、いちどだけ手にし、大きく夜空に放るのだ。
星間空間を絶対的に統べる無表情な夜空の、
その永遠すら途絶えた永遠のなかに、
永遠と気づくことの出来ない永遠の不可能性のなかに。
そのとき足裏が泣くだろう、川のように。
そのときの泣き声を川の音として、
もしも歩いてゆけるのなら、そう、想うのだ。
2015-03-23 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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