冬の後方から訪れる

温かい風が吹く
冬の方から、冬の後方から、吹いてくる

乾いた瞳を尖った空にぶら下げながら、
空っぽの男が歩いてゆく
花びら積もる屋根に登って男を見下ろす少女もいたが
覚えたてのレールに夢中の少年らは関知しない

-風は波か?波も風か?

男が問えば、それだけで
すべての少女の唇などはシュンと消えた
2015-05-05 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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