ノクターン

ピアノの音が白く薄く聴こえてきたので
透明になりたいのだと想いながら、
君のいる方へと向かう

雨よりも冷たい雨を被りながら
凍るはずの記憶が溶け出す小川の向こう
岸辺を洗う流れに小石を積んで走り出す子供を-

空から降りつづける音符が舞い降りる、
そのピアノ椅子を空白で埋めて
消えたきみの冷たさを背骨で感じて

君が私のいる方向へと向かう
君のいる方向へと私が向かう

ここは森、ここは森の外、
私たちの居場所がない、そういう所
ピアノの音だけが聴こえそうな、そんな

そんな ところ
2015-05-06 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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