心と空の関係について

遠くを流れようとする雲が空よりは遠くに行けない
風向きを変えよう、哀しい声できみが叫ぶ小川に波紋が広がりきれない

-すべてを否定すれば良いと想っているのかい?
-すべてを問いに変えれば良いと想っているのかい?

恋人のいない生活空間のなかにだけ取り残された木製の椅子を
だれかが抱きながら涙を拒絶しようとしている
続いて涙の拒絶を拒絶しようとしている
無限の連鎖に見えるが、そこには一回の別れしかなかった
もっといえば一回の別れすらなかった

別れる前に出逢ったのか、出逢う前に別れたのか…
知られた命題を拾いながら笑い合うひとを探す耳
もう哀しい音楽を拾うこともできはしないが

夜、空が雲を押しのけて私たちの街には訪れる
私たちのなかには、いつでも雲を押しのけた空が広がっていて
それは、いつだって夜空でしかなかった
どこまでも深く広がりつづけようとする夜空しか知らなかった
2015-05-23 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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