Fields of Gold - Sting


初出:note.mu 2015/05/31

カタカタカタ…と知らない虫が電燈のカサに何度もぶつかって静まった。
彼あるいは彼女にとっての世界の果ては幾度もぶつかって足先の爪が掛かる場所だけだった。
私たちは世界の果てを持つ彼らに畏敬の念を、そして、それ以上に嫉妬の念を抱く。
どこまで行っても変わり、変わらない世界を歩きながら笑うこともするけれど、私たちは世界の果てを持たないままだった。
もし私たちに世界の果てが与えられているのなら、それは諦めという陳腐な言葉に変わってしまうのだろうか。
幾度も幾度も諦めを繰り返しながら果てのない世界は、狭まることで広がりつづけるばかりだった。
私たちは世界を持たないことに、もう気づいていることに気づくことしか許されていない。
カタカタ…と、今度はほんの少しのぶつかりだけで静まった。
彼らの世界の果ては、どんどん近しいものになってゆくようだった。



歌詞

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2015-05-31 00:00 : 実験中&備忘録 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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