なんて原始的な欲求

まず出発点として、たとえば[ 欲動⇒欲望⇒欲求 ]というシステムが潜在的にでも考えられているとしたら、それは抽象から具体・具象に向かう分析的遡行に過ぎない。

その上で私の理解し得るシステムは、こうだ。
現実的には個々、具体・具象的存在への欲求が絶対的に先行、現出し、それらら認識対象としての要に応じて欲望、欲動へと、いわばカテゴライズされるに過ぎない。むしろ一回性の稚拙で原始的な欲求こそが、全てに先立って現出する。

例えば「ある異性との性交への原始的欲求」は、そのままでは強姦という形でしか満たされることがない、つまり個人内的事象にとどまらざるを得ない。
それは<性交>という欲望(あるいは"性交への欲望")に分類、いわば翻訳されて始めて「合意」の可能性を獲得する。
それら欲望を(社会的に)分析した際に現出するのが<欲動>であるが、それは分析という行為の持つ性質に従って、あたかも罠のように機能し、分析そのものを捕捉してしまうのだ。

ときに事物は、そのような分析的意味に大きく逆らう。
私には、そう想えるし、そうとしか考えられない。

初出:Tumblr(06/07/2015)
2015-07-07 00:00 : 消去一葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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