Long Say GoodBye

さようなら、そういえたなら、どれだけ安堵するだろう
合歓の木のうえに降り注ぐのは、どの季節?
今は夏、夏の手前、手前の少し前、多分
さようなら、そういえたなら、どれだけ幸福だろうかと考える季節
寒い季節なら、私を探すのなら、詩のなかに探しておくれ
そんなことをいいたくなる季節もあるかもしれない
今は夏、入道雲はまだ見ていない、激しい雨を見た
本当は激しい雨音だけを聴いていただけだった
さようなら、そういえたなら、どれだけ悲しめただろうか
きみの立つプラット・フォームを想い出し、
あるいは、そこにも激しい風雨が訪れていて
きみはずぶ濡れのまま何かを、もしかしたらだれかを待っている
さようなら、そういえるまでの、あまりに遠い距離を
近すぎる距離で消してしまうことができるだろうか
ろうそくの火が灯る部屋のなかでは影が揺れる
遠くまで歩いてゆく影が揺れている
陽だまりのなかを想いだしながら、きみが待つ
さようなら、そういったあとのきみを待つ空となり
どんな顔で応えようかと、少し悩んで星を散らす
さようなら、さようなら、
きみとの時間だけが遠ざかる、さようなら
2015-07-22 00:00 : カイエ、詩 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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