涙は耳にふり積もる

聴こえるだろうか、耳に降りそそぐ雪の音を、
耳中で苦痛にうめきながら融けゆく雪のさけびを、聴こえるだろうか
かなしみよりも遠い海のかなしみを教えてください
川すじに沿って歩む足音を歩ませてください
いつの日か見ただろう夕陽のように、
消えることしか知ることのできない夕陽のように、
降りそそぎ、融けることしか教えてもらえなかった雪のように
降りつもる場所を求めて涙は、耳にふり積もる
もう聴こえることを求めない叫びたちよ
耳に潜りこむ、永遠の凍土のように安息をもとめて
あまりに、それは儚い安らぎだとつぶやくあなたを忘れて
永遠のような凍土に、すべての叫びは眠りこむ

(初出:2016/01/29 From note)
2016-02-15 00:00 : Zero Areas Ⅰ/0 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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