元旦記

旧年の悔いを省み、幸に感謝す

焚火の暖に集い人の、よろず祈念を通ず門が
天空の一点に向い、開く

極東の年始に元旦あり

師、走り旧年を忘れた音声は
我が行き先を地に探らむ

人中にありて足跡を知らざる柔らかき白氷は
覚えなき陽光を撥ね返すも
僅かな穢れに徐々に姿を変え、
あるいは子供の遊び相手となりて人形を模す

風ありて上ぐる凧糸は指を食い
髪、さやとせぬままに天馬と化して駆け巡り

嬌声とともに放られ、地軸に逆らう独楽は
地心に届けと屹立回転す

粛と華やかな衣を纏う恥らい女の
目出度き酒に高吟す益荒男の

神ならんものあるならば
幸満ちる日巡り記を、今こそ祝えよ歌えよ
平穏の内に



(初出:2005年01月01日)
2006-09-12 15:46 : 落陽 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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