鳥たちの弔歌に、それは似て

特に珍しいということもない日曜日、
子どもがひとり、そして、ふたり、さんにん、
いくにんでもいいが、
素知らぬかおをしたすべてに見守られながら死んだ

その骸を、だれかが臭いといった、
あまりに当たり前なので、別のだれかも臭いといった
無数の子どもたちの骸の悪臭が漂い始めた

さて、人類の始まりとはそんなものだった
霊廟の上に霊廟を築き上げ、
永遠の私を神にささげるように死を恐れた
くり返し、くり返し、子どもたちを殺戮し続け、
その悪臭に悶えながら死を恐れた
人類の始まりとはそんなものだった

狂気という海を眺めながらベンチに横たわり
わたしたちは涙を忘れようと時間をまった
愛していると、その告白を受け容れてくれる時間を待った

遠い島、近い島、
半島のように断ち切られた島々、
すべてが島で、それは壊れた島だった
殺戮された子どもたちだった

鳥を覚えているだろうか?
鳥は越冬するために半島をめぐる
島をめぐる
子供たちの骸をついばんで死ぬ
2017-05-28 00:00 : Zero Areas Ⅱ/0 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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