街角の存在する過去へ(未来と)

どれだけの哀しみを背負ったとしても
私たちは私たちになれないまま遠ざかるだけだった
その許されざる接近をことばと呼び、
詩と呼ばれるものを書くものが生まれ、
やはり遠ざかるのだった
「もしも泣くことが許されるのならば泣こう」
そう街角で少女の肩を抱きながら男は母親になった
私の向かう先に街角は存在を忘れ
風のように真っすぐな直線だけが円やかに描かれていた
直線は別れを知らない…
いや、直線こそが別れである…
実は、どうでも良いようにどちらもが真実だった
それを知るには光よりも遅い世界が必要だったが
なんにつけても背負うためには背中が必要なのだ
その背中を持たざるものどもよ、
哀しみを哀しみとして遠ざかるものどもよ、
明日の朝に、やはり陽は昇るのか
お前たちの朝に、朝陽がさしたことはあるのか
朝陽は俺たちを知っているのか
2017-06-02 00:00 : Zero Areas Ⅱ/0 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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