すべて同じ星

とりあえず、知らない道をひとりで歩くように、
川が流れるのを待ちながら待ちぼうけも一緒に待った
待ちぼうけは待たれるのを好むのである
その星が光るとき、ほかの星は光を失うが、
その星もほかの星もすべて同じ星であるのは
あまりにも大雑把な哀しみに慣れてしまったからだ
そう言いながら駅舎を掃除するランプ
「最近のランプは点灯することを知らないわねぇ」
初老の夫人が上品にため息を残す方法を孫に教えていた
お決まりのゲーム機など持ったことがない手、
その手は夫人のもの、夫人だけのものなのだった
「さあ、明日はどこに行きましょうか?」
孫のようにみえた犬がささやきながら
線路と線路の間に滑りこんでいった
2017-05-31 00:00 : Zero Areas Ⅱ/0 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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