曇天は空を下り

いくつもの叫び声がこだまする、
反射する先を求めて彷徨っている街のあちこちは街角である
ストレート、緩いカーブ、のぼる坂、くだる坂…
それらすべてが街角である
砂浜に似た街角である
公園で幼児の遊ぶ砂場に似た街角である
遠くから近くへと呼ぶ声、叫ぶ声、
それらがこだまする、反射する先を求めて彷徨っている、
街角は街のあちこちに立ちつくしている
まるで次の季節が訪れてくれない季節のように
季節は次の季節をしることはない
街角も次の街角をしらなければ良いのに
ー曲がる街角は残酷だねぇ
そう呟くように曇天は空を下り
叫び声、呼ぶ声、すべての声を飲みこむ街角になった
2017-06-05 00:00 : Zero Areas Ⅱ/0 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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