入口の遠い迷宮

出口の見える迷宮の宴は
君と私と少しのワインと
冷たい陽の光が必要でした

君の瞳が赤いので 私はワインを注ぐのです
君の乳首が熱を持つので 冷たい光を入れるのです

萎れることのないシーツの上を
君の吐息が這い抜けて
小鳥たちが風に乗り
私は君を舐るのです
ワインを口に舐るのです

幾夜、幾日と繋がりあったまま
私達は出口を見つめ続けています
上りつめることを知らない繋がりの中で
君は飽いたまま瞳を閉じて
放出する何もないままの繋がりの中で
私は君の胸を揉みしだきながら

出口の見える迷宮で
宴は二人だけのもの
君と私と少しのワイン
冷たい陽に焼かれながら
見守る給仕たちの真ん中で、
宴は続いていくのです
2006-09-26 10:50 : 落陽 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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