光、影、

愛の吐息に紛れた影の光に惹かれて人は
影の中を歩いている
過ぎた季節は細る残光に潜み
戻ることのない光の影に消えていく

平板で大きな城に縋り泣き、一枚の絵となり
<地図に記されない点は存在する>
触れることの出来ない影として
非存在の影として

ヘルメットの中を覗き込んだ明日。
勇気を失うとき
漆黒の影に宿る命と涙と怒りに震える声が
同時に響く

どうしても消せない記憶だけで君を見つめ、
霧散した記憶を追い掛けながら泣き叫ぶ矛盾と
一冊の手帳の切なさを風に乗せ

曲がる度に伸びる影に怯え、立ちすくみ
小さな怒号が胸倉を引きつけながら
引き摺る力によってのみ
引き剥がされる<ここ>は照らされることはない夢?
影を伴わない光によって滅亡した世界を
全ての影を奪い去る光を

風化し続ける未来の記憶に投げ出した自分の影が
消えることの出来ない、
 を背負い
ため息に溶ける今日を

望んだ通り
全てが望んだ通りなのに足りない
 を背負い
ため息に溶ける今日を消えていく
2006-09-28 12:54 : 落陽 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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