ヒトカケラ

僕はヒトカケラでありたかった
あの広い夜空のヒトカケラで
星がどれだけ無限にあるとしても
夜空は星だけではなかったので
僕は、そのヒトカケラでありたかった
星も月もヒトカケラだと
だからヒトカケラだと
ただ何も考えずにヒトカケラでいたかった
痛みや哀しみはどこに行くのだろう
どこから来たかは、どうでも良かった
どこに行くのかだけ、それだけでも
誰も知らないということだった
だからヒトカケラになれれば
痛くて哀しいヒトカケラになれれば
それは、それで

僕を通り過ぎて行く全てよ
全てが通り過ぎて行く僕よ

時間の逆流する公園のブランコを漕ぎながら
雲は後ろ向きに流れ
ベンチの詩人は白紙になっていくノートに向かい
これ以上ないほどの正確さで逆流する時間が
全てに復讐する様をブランコの上から眺めて

やはり僕は
ヒトカケラでいいと祈る
ヒトカケラに閉じ込めて欲しいと祈る

どんなに、どれほどに

ヒトカケラに閉じ込めて
僕を忘れて
僕のいない時間を作って

全ての不幸は
僕が作っている
2006-10-17 21:30 : 落陽 : コメント : 5 : トラックバック : 0 :
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ヒトカケラでありた
いと、想う気持ち、僕には「ひとかたまり」でありたいとも読めましたが、いかが、でしょうか!?煩瑣な日常の最中、僕は僕なりに、「ひとかたまり」の息吹を感じつつ、生きながらえております。なかなか更新出来ない、今日この頃、ちょっと閉塞気味、僕らしいと言ってしまえばそれまでなのでしょうけれど、自身に鞭打ち、ものを書き留めていきたいなあと、僕は僕を叱咤する次第、です。丈
2006-10-17 21:49 : 丈 URL : 編集
なにのヒトカケラなのだろうか
セカイのヒトカケラの貴方のヒトカケラのこの唄が
ヒトカケラの僕の手の中で優しく溶けた。
2006-10-18 18:54 : 砂人 URL : 編集
書けないとき
丈さん、こんにちは(^^)
書けないとき・・・辛いでしょうね。私の場合は全くの雑文なので、書けないときは忙しいときと言訳している程度ですが(汗)。
そう言えば、イチローが打てないときにバットを置くことが出来るようになってから変わった、というようなことを言っていたらしいです。打てないときこそ我武者羅に、という方もいますし人それぞれなのでしょうネ。

「ヒトカケラ」、読み返すと「ひとかたまり」と似てますね、確かに。アイデンティティの境界線に対する意識の持ち方のせいでしょうか。自虐的な意味でなく、自分なんて溶けちまえ、とは想うことがあります。これを書いたときも、そんなことが念頭にあったような気もします。

丈さんの新たな文、楽しみにしてます(プレッシャー 笑?)。
2006-10-20 10:18 : まっく⇒丈さん URL : 編集
ヒトカケラのヒトカケラのヒトカケラの
砂人さん、こんにちは(^^)
私も、なんのヒトカケラなのか分からなかったです。
ただただ「ヒトカケラ、ヒトカケラ・・・」と頭の中でエコーしてました(笑)。
夢でも見てたのかもしれません(をぃ)。
そういえば、砂人さんの言葉は、いつも無機質に優しいですね(意味不明・・・)。
2006-10-20 10:22 : まっく⇒砂人さん URL : 編集
人工物は無機質で
もっとも人間らしい

意味無し(たいしては)
2006-10-20 17:02 : 砂人 URL : 編集
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