貝塚

[強]にセットされて唸る換気扇の周囲に吸われぬまま漂う煙草の煙と。
朝に、大抵の月曜日の朝に、いつも目にした吐瀉物を片付けた跡
片付け切れなかった僅かな残滓を覆うラッシュの人波は、残滓よりも嗚咽にまみれた臭気を放っていて

それらを<過剰>と名付けたなら

美飲美食の末姿

ホテル街に風抜ける萎びたコンドームと違い、
公園のコンドームは中身を湛えて
中身と言っても明日には死んでしまう幾億もの、人の片割れ
人の断片を抱いたまま風雨にさらされ、下水に流れ込み

常に<過剰>は過去として
一杯一杯の今を嘲笑って路面を狂い転げ
私達は逆らう術なく黙り
<過剰>に<過剰>を積み重ねることが

幾度、振り払っても消えない蜘蛛の糸が、やがて芋蔓に糸と蜘蛛と木の葉や木の実、ゴミさえも携えて蓑を成して眠る私に
永遠に眠る私にさえ吐瀉物は降り掛かり
遠い砂浜の中で静かに蹲る、もう一人の私は夢でしか

静けさが淫靡な空気に包まれて

飛んで行く雲の一片を口に咥え
眼下に近い君を想おう
僕の全てを君で満たしてみよう
2006-10-20 10:25 : 落陽 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :
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まっく様こんばんは^^

二面性を具現化した様なものが性の残骸としてある部分、イメージとして目を背けてしまうのは悪い癖だと思ってはいても、やはり裏の顔へともっとも透かす様に見せ付けるものは、私にとってやはり性的なディテールでした。

>飛んで行く雲の一片を口に咥え
眼下に近い君を想おう
僕の全てを君で満たしてみよう

この段落で少しホッとしたように思います。見方を変えた途端ストレートな<過剰>に変化して、満たされている「君」を思い描きました。
2006-10-22 02:30 : 千光 URL : 編集
なるほどぉ・・・(滝汗)
千光さま、こんにちは(^^)

>見方を変えた途端ストレートな<過剰>に変化して、満たされている「君」を思い描きました。
なるほど!でした。「読み」って難しいですね。もっとも私に読みを要求するのは我ながら無理があろうか、とは想うのですが。

性的表現には、私は抵抗感がないんです。ここに出せない文章なんてエログロものばかりかも・・・(^^;
私が読んでてキツイのはある種?%C
2006-10-23 13:33 : まっく⇒千光さん URL : 編集
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拝啓




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