中心点

遠さを知るにはどうしたら良いのかと想いつつ
近さを知るにはどうしたら良いのかと想いつつ
一歩の歩みを前に、後ろに

椅子に座ってジッとしていると、いくつもの妄想が過ぎる
誰も、何もない世界と、その逆とか
窓外の景色は穏やかに変わり続けるのに変わらぬまま座り続ける私と

触れることが出来るものには触れることもない
触れることが出来ないものだから触れようとする
常にすれ違うことだけが確かにする行為の中にいる私

乾いたままのXを抱えたまま提示されたYを眺め

公園の脇に積まれたままの壊れたブランコが私だ
新調され、子供の嬌声に包まれたブランコが世界だ
その二つだけがあればいいのだろう

必要としない切迫感はきっと、その二つの間に滑り込んでくるのだろう
その隙間を感じるとき、私は何故か涙する
その涙で隙間が埋まれば良いのに、と想いながら涙する
涙で埋まる隙間などありはしないのに
そう、何度も知ったのに涙する
ただ、それだけだという想いを抱きながら涙する

私が胸に抱いているのは掌からすら零れる涙なのだと想う
2007-01-03 16:12 : 落陽 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :
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啄木
『一握の砂』をふと連想致しました。僕もかつて‘私が胸に抱いているのは掌からすら零れる涙なのだと想う’そのような涙を流したような・・・・・。遅ればせながら、まっくさん、新年明けましておめでとうございます。本年も‘風さん’同様、宜しくご指導の程を。今年こそは名のある花を愛でに参りましょうかね?。美城丈二
2007-01-07 11:18 : 美城丈二 URL : 編集
なるほど・・・
丈二さん、新年おめでとうございます(^^)
啄木・・・言われて読むと、そういう気もしてきます。私は書きっぱが多くて振り返るということを知らず、以前のもののホトンドが他人の書いたもの状態でして(苦笑)。
丈二さんも筆がお進みのようでなによりです。やはり一言、二言でも書かれていると、何か安心します。本年も宜しくお願いいたします。
2007-01-08 11:41 : まっく URL : 編集
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