初恋は感情というものではなく

とんでもない時間に目が覚めて、何故かPCの前に座っている。
明日は明日でアチコチに行かねばならぬのに困ったものである。

ということで、起きたのはたわいもない夢を見たからであり、私の(ある)夢の中では実は中山美穂が隣人であり、久方振りに彼女と会ったからである(ということになる)。
中山美穂といっても、実は私はピンと来るものがなく、歳の差がさほどないことだとか、デビュー作でおっぱいポロリンしたとか、異母(異父?)姉妹の中山忍の方が好みだとか位のことしか知らないし興味もない。
その中山美穂が何故かしら夢中では隣人であって、彼女の部屋の前の庭が草ボーボーで(我々の部屋は一階なのである)、一杯ひっかけて気持ちよくなっていた私が彼女に気付いて大したことも無い話をして目が覚めた。記憶に残っているのは「有名な人が目の前にいても何も起きはせんな」「当たり前でしょ」というようなことを話したこと位か?

小学校四年の二学期、引越しをした。
先の学校で一緒の組になったRちゃんは、いわゆるアイドルの中に混ぜても遜色ないほどの美少女で、一目惚れというのはかくなるものか、ということを知った。爾来、数年の間Rちゃんは私にとって美の女神の如き少女であり、女性になっていったわけである。

で、この辺りが私のイケナイところだと想うのだが、大学に入学して一段落した頃、何を想ったのかRちゃんをデートに誘ったことがある。電話には母君が出たような記憶があるが、そんなこととは関係なく渋谷で会うことになった。
そもそも小・中と在学中には、その横顔を眺めながら「美の神様というのはいるものなのかもしれん」などとボンヤリ考えていた位なのに、よくよく考えたらロクに話をした記憶がない(ということに後になって気が付いた)。

さて当日、見ようと想っていた映画は長蛇の列で、面倒臭がりの私は、当時バイトしていた喫茶店に入って少しは話をしようと想ったのだが、話すこととてないことにソコで気が付いた。w
二人で冷めていくカップを前に窓の外をボンヤリ見ているうちにユックリと時間が過ぎていったのを覚えている。あれほどに「恋してたハズ」の彼女を前に別段、あがることもなく、不思議な気分だった。ただ、訳の分からない時間に彼女を巻き込んでしまったようで申し訳ないと想った。

話変わって、転校来の友人と先日話したら、私の好きだったのは近所の同級生、Kではなかったのか?と驚かれた。
確かにKとは歩いて一分?もかからないところに住んでいたし、もっぱら男としか遊ばない私が、二人で遊んだ記憶のある数少ない幼馴染みたいな存在で、学校でも仲はいいというか数少ない理解者というか、そんな感じで、驚くのも、もっともと言えばもっともなのかもしれないが、そういうことを特段、隠すような性癖は私にはないので、アヤツにとってはどーでもいいことだったに違いない。

Kの家の屋上からは町内花火大会の花火が至極よく見えるので、その季節にはお世話になったのも記憶にハッキリと残っている。生来、口性ない私は例によってロクなことを言わないわけだが、Kは先刻承知なので適当にあしらうのだが、学内で変にかばうのも彼女の立場上、難しかった様子で、私が女子軍団に糾弾されている(?)時の困った顔はよく覚えている。

夢から覚めて想い出したのはそんなことである。
てなことをツラツラ想い出しているうちに想い出したら吉日の私はココにいるわけだが、もしかしたらMさんの記事を読んで、宇都宮に来たのなら連絡くれれば会えたのに、と想ったからかもしれない。

しかし、きっとMさんと会ったところで初恋のRとのデートと同じに違いなく、いや、同じであって欲しいという変な欲求がある気がする。
実際のMさんがどれ程に饒舌であるかは知らないが、二人の前には冷めていくカップが二つ並び、窓の外にはなんでもない人波が過ぎ、雪もなく終わる冬と冬を知らないままの春を迎える空があるだけに違いない。
それは、たとえば回廊さんと会っても同じで、風さんだとか美城さんだとか、このブログで知り合った人たち全てに言えることのような気がする。

そういう意味では、きっと私は、このブログで「いくつもの初恋」をしているのだろう。
さてはて、少しは眠る時間も残されているので、一服して「忘れるハズの夢」でも、もう一つということにしよう。
2007-03-01 05:04 : 消去一葉 : コメント : 6 : トラックバック : 0 :
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まっくさん
お久しぶりです。
まっくさんはその辺、関東の上の方にいらしたんですね。
もちろんぼくは無口ですが、おもしろい(らしい)ですよ。
ただしいつも不機嫌か、憂鬱な感じを相手に与えようとして、しまうようです。
元来旅行がきらいで、人に会うのがきらいなので、東京にときどき行っても、何時間も空港でひとりで時間をつぶしています。

宇都宮の記事はコメントについていろいろ考えさせられました。
2007-03-01 08:30 : M URL : 編集
あまりに無節操に・・
私はお察しの通り(笑)、あまりに無節操なほど饒舌です。それは書くものに端的に表れております。気になる学術ものから格闘技等広範に渡って語ることで恒に自身に溜まる悪性を吐きだそうと努めております。だから私は幼き頃から深き付き合いに至るか心底嫌われるか、どちらかの人間のようなのです。記事をお読みし、されどいつかはあなたさまにはお逢いいたすだろうなという予感めいたものを感じました。そのときは是非、饒舌なる神に祝福あれ!です(笑)。
2007-03-04 01:12 : 美城丈二 URL : 編集
お手紙
まっくさん、こんにちは。

本日はお日柄もよく、まっくさん、どうしてるかなぁ、とちょっと思いまして、お邪魔しております。
2007-05-09 12:24 : itu:kairou URL : 編集
時は流れ
ご無沙汰しております。
奥様、大変な御様子ながら何も申し上げることも出来ず。

会話をしないのと出来ないのと。
記憶にないままの会話をしていたという幻想を抱き続けたい欲求。
2007-05-29 21:40 : まっく⇒Mさん URL : 編集
恋も色々
すっかり御無沙汰しております。

私も気紛れに饒舌だったり無口だったりでして、傍で観察している方からすればドッチが本物ショー状態かもしれません。
無節操さは自分に対して正直であればこそ、かとも。
恋も色々な形があろうかと想いますれば。
2007-05-29 21:48 : まっく⇒美城さん URL : 編集
拝復
ブログがあったことすら記憶の彼方に遠くなる直前に里帰りしております。
回廊さんも変わらずお元気そうで安心です(心配してませんが)。
2007-05-29 21:51 : まっく⇒回廊さん URL : 編集
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拝啓




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