縁(よすが) (初出:2012年03月29日)

陽下にあって尚、陽の暖かさは届かないままで

月下に届く微かな陽を受け、硝子の炎に縋り

近過ぎて聴こえない涙の囁きに抱かれて眠りに就く

一人になれない夜の、魂を凍らせる囁きだけを縁とし

蒼い瞼は静かに縁合せさせられる

厳冬の樹氷透く、温かな微風に背を押され

ただ銀白だけに包まれる山の稜を行く

雲海を踏む足下に広がる世界の全て

その柔らかな涙だけが、この身の輪郭の全てでもあった
2012-04-19 13:04 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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