烏の唄(初出:2012年04月07日)

山際と空の合間が消えゆくグラデーションを追い

静かな喧騒に包まれた街灯を一本、一本と歩み

辿り着いた野原に一人立つ街灯の上に佇み

傍らの首傾げる烏と共に、渓流の囁きに馴染む

空明ける彼方を想い、サラサラと、サラサラと

波音は遠く、届かぬ野原は広々だ

暖かな陽に包まれた、貴方の鼻歌が愛らしく

街灯の微かな灯りが、足下から微熱を伝えてくる

そうして立ったまま、今日も明日を待っている

昨日が今日を待つように、明日が今日を忘れるように
2012-04-19 13:09 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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