モノガタリ (初出:2012年04月21日)

周波数の合わないままのラジオを胸に
立ち枯れた白樺の森を抜け
漣の凍った湖畔に佇み、君は

森の鳥達も泣かずに眠り
葉を踏む音は何も無く
赤い半月だけが静かなままに、
東から西へと周る

星の光は消え入りながら、湖面で弾け
君の耳は、そっと、その音を拾い続けるが
私の囁きは遠く届く事はないのだろう

いつか聞いた無限大の宇宙の話
君が好きだった古のモノガタリ
私の存在は、その中に溶けて行き
君の世界で真実になる

一人は嫌いだと言った、言葉のままに
君は人目を避けて、私を透き抜け
あまりに近くて、あまりに遠く
私の哀しみを加速し続けるのだ
2012-04-21 08:40 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補