秒針の沈黙(初出:2012年04月23日)

別れる季節だけが通り過ぎる街角に
沈黙の記憶は佇んで来ない人を待つ

一陣の風が過る時、夢の匂いが微かにしたが
きっと気のせいだったのだろう
硬化したアスファルトを踏み
空気が重く私達を圧し潰していくだけだった

記憶の欠片を残さずに
宛先を書かずに出した白紙のままの手紙
返るはずもない返事に明日は涙する

今日の陽を昨日に振り向けたら変わるだろうか
星の煌きに想い馳せたら夢見ることが出来るのだろうか

どこに行く宛てもない日々だけが風のように過ぎ、
ただ刻々と終わりだけが運ばれてくる

秒針の響く音だけが、私達を優しく包み
忘れたい昨日を刻み続け、私の肌に切り付ける
ただ黙々と秒針が、過ぎる時を刻んでる
2012-04-24 14:02 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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