愛という時間の中で(初出:2012年05月02日)

何処か遠くで流したはずの涙は
その在り処を失っていて
辿り着く道標とて無いままに置き去りで
砂時計が刻む時の終わりを待っている

昼夜が巡るようには季節は巡らず
立ち止まったままの季節の周囲を
巡る人々の群れが長細く伸び
記憶の源に連なっているが
始めの人が常に終わりにいるように
太陽と星々は連なり巡る

暗くなるに連れて伸びる影を追い
貴方の優しさの遠さに凍りついた時
時計の刻まない時の流れの中に
私の輪郭は溶け、居場所を失った
2012-05-06 12:21 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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