空と本の間に

高く凧の貼り付いた紺碧の空は
風吹かぬままに雲が流れ
煌く光の粒が降り注ぎ続けている

少し濡れた路面に反射する光は
当たった水滴に吸い込まれ
優しい想い出に包まれて眠る

雲を越えた先に何が見えるだろうか
上り切った三日月は静かに微笑み
ゆったりと流れる銀河の波音に耳を済ませ
静かな昼の夜空に浮かんでいるのだろうか

君の後姿を見失った夕暮れになる前に
街灯を数えながら暖炉の前に戻ろう

焼けた紙面だけで出来た本を
一冊だけ手に取りページをめくれば
あの日の涙は、そっと囁きかけてくる
2012-05-06 21:19 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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