光る夢の中に

不自由さの極限を定める愛を指し示す
透明な羅針盤を、広げた地図に置く

羅針盤の置かれた地図は
直ぐに真っ白で空虚な図面を示し
指針は揺らぐだけで
私達は唯、その二つを手に彷徨う

透明さと白さの中に愛は消え
色を失った季節が私達の前を通り過ぎ
風の歌を岬に聞いたが
遠ざかる波は白く、碧く揺らぐ

谷間という谷間を吹き抜ける風は
優しさをすり抜ける度に涙を含み
やがて吹き抜けることを忘れてしまい
私達の指先、わずかな所で旋風を踊り
空に駆け登って行く

時間という時間を渡り歩いた光は
穏やかな空間に辿り着いたのだろうか
今はもう、夢の中でも光ることはない
2012-05-06 21:20 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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