この地球の自転が止まれば

背を向けていた地平線を振り返ると
やはり近付けば近付くほど遠ざかるそこに
淡い優しさで光る星には手が届かない

ようやく立っているだけの足を進めれば
地平線も星も近付くだけ遠ざかり
やがて追い切れないだろう水平線が見え
希望の絶えた砂浜に、足跡は海へと続く

全ての記憶を海へと放れるならば
この哀しみも絶えてくれるのだろうか
それとも記憶は哀しみだけを

偽りだけが世界の全てであったなら
どれだけ強くなれただろうか

信じたい気持は涙に変わり続け
世界の一つに混じっていくのだろうが
この哀しみも偽りであったなら
明日は風が吹くのだろうか

ふと水平線を遠望すれば
あの星の面影だけが微かに残り
静かな波音が全てを満たし
ぼやけた真実は永遠の揺らぎに身を任す

今朝のことすらもう
あまりに遥か、遠過ぎて
もはや想い出すことすら出来はしない
2012-05-13 19:39 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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