光らない星空

街灯の照らす街路樹は黙り
星の増しゆく空を眺めているが
幅が一定の人気ない街路は
役目を失ったままに明日を待つ

倒れそうなティー・ポットと
立ち上る湯気は偽りを映し
とっくに暮れたはずの夕暮れは
その記憶を何処に置くのだろう

走り抜ける車の存在だけが
街の全てという街中で
哀しみを忘れた虚構が漂い
優しさの欠片達は空に散り
その紺碧の一部と貸したままだ

星の光を待ち侘びたのに
雲がかった夜空は月光に満ち
雲上だけに天空は響く

過去の記憶にだけ存在する真実は
イミテーションの花のように鮮やかで
変わる事のないままに永遠に失われ
私達の全てが苦笑いする
2012-05-20 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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