頬打つ哀しみを君と知る

直ぐそこに見えていたはずだのに
大河は水涸れ、橋もなく
舗装された道路が交わり
三叉路となって目前に開いていた

川面に映る月も消え
街灯の点滅は途絶えがちで
大地に立つ感覚すら危ういままに
私達は縋り合うことすら出来ず
支え合う人々はすり抜け合って
互いの不在を知る

哀しみが強く頬打ち
優しさの名残を残していくが
幾度、頬を打たれても痛みは消え
消える度に頬を打たれ
ただ哀しみだけを知る

暗闇が光を必要とはしていないように
私達の間には、実は絆など不要で
そこには絶対の虚空だけがあれば良かった

ただ君の残した想い出がほの浮かび
哀しみではない哀しみが頬を打つと
一筋の涙に変わって静寂を迎え入れ
私は選択の時を決意するのだ
2012-05-22 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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