明日は今日の後には来ない

遠くで降る雨の音は耳元で今日を囁き
泣き疲れた昨日を忘れる術を教えてくれるが
既に明るみ始めた空には虹が架かり
早くも明日へと導いている

過ぎない昨日は、まだ来ない明日と同じく
別れることだけが全ての今日を優しく包み込み
終わることを忘れた歌が全ての道を渡る

忘れ掛けていた頬を掌で包み
反対の頬にはキスをしたが
微風に吹かれていた項の産毛だけが
今も静かに揺れて眠りを誘う

カップに注がれただけのコーヒーが
誰の手に触れられることもなく冷めることがあり
湯気の立たないカップが二つ
捨てられることだけを待つコーヒーを湛え
私達と沈黙を共にしていた

抱かれた後に必ず飲むはずだのに
乾いたままの背中を波打たせたまま
その決意を固く胸にしたままに
たった一つの言葉を指で壁に書き続けていた
2012-06-24 00:00 : 想葉 : コメント : 3 : トラックバック : 0 :
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過去の自分は……。
雨の音を聞きながら、何かを感じる。雨のにおいを嗅ぎながら、何かを憂える。過去を過去として割りきれる歳にはなりましたが、未だに未来予想図を描くのは苦手ですね。穏やかではありますが、やはり恒に私は私、焦れているものが必ず横たわっているなという感じがします。
2012-06-24 14:13 : 美城丈二 URL : 編集
丈さん、こんにちは&すっかり御無沙汰しております^^

過去と未来と、そして今と・・・。
私は未だにナニカが見える気がして、見えないままに歩いているかのようです。
何処に行くかも何処から来たのかも何処にいるのかも分からないままに・・・
2012-06-26 11:00 : まっく⇒丈さん URL : 編集
有難う御座います
そちらにはアカがないんです・・・^^;
作りましたら、是非とも♪
(いつになるんだ?というツッコミはなしで 苦笑)
2012-06-26 11:03 : まっく URL : 編集
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拝啓




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