眠らない哀しさに夜は更け

全ての涙を渡る川が流れ
終わりが終わる時に始まる歌が響き
誰のものでもない哀しさを抱いて
水平線は別れを横切った

眠りを誘う雨音の途絶えた夜には
貴方を知らない街が彷徨い
微かなアルコールの匂いに酔い潰れて
人声の絶えた朝を待つが
明けることのない夜の中に泣いていた

その時が来ることを知っていたら
決して座らなかった椅子に凭れ
垂直に立ち上り消える紫煙を追って
視線は終に向かう先を失う

心の破片が灯を返し光る闇に
貴方が訪れることはなく
流れを失った川の畔に立ち尽くす

時すら闇の中に消え
想い出の中に貴方が消え
ただ私の哀しさだけが独り歩きし
疎らな星を一つ一つ数えていた
2012-07-03 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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