炎舞い

贖罪の降り止まぬ雪原、遥かに
静かに涙は凍て付いてゆき
ただ独りになり果てる人達の足跡が
点々と刻まれては消え行きつつ刻まれ
止む時の鐘が響くことはなく
世界の終点で黙ったままに
その時を待っている

一つの夏の終わりが幾度も訪れ
そして過ぎ往き戻ることのないままに
ゆっくりと秋を跨がず冬へと向かい
夏空から粉雪が舞うのを知らぬまま
ゆっくりと炎は雪に舞う

燃える哀しみが火種を求め
世界中の誰をも逃すことなく
捕らえては離さずに
私達は無意味な哀しみに消え
やがて風となることが出来るのだろうか

冷たさが優しさに変わる雪原、遥かに
私達の止まぬ涙は凍て付き続け
どれだけの厚さに至ろうとも
ただただ雪原には粉雪が
降り止むことを捨てて炎と共に舞う
2012-09-29 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補