無題

いつか見た花の記憶を求め
辿るだけで遠くまで伸びる廃線路に
ただ居並んび佇んでくれる、その温もりに
優しい哀しみだけが積み重なってゆく

打ち捨てたい想い出だけが
掌中を切り裂きながら暴れ続け
血塗れの指間からは
大切なモノ達が摺り抜け続ける

違う夕陽を浴びながら同じ色の血を流し
掌から零れ落ちるモノ達を
私達は互いに拾い合う

全ての偽りを覆い隠す闇の中で
何も言わない貴方の静かな呼吸音だけが響くと
見えぬ面影の優しさに、渇望は激しさを増し
絶望という名の希望を抱えた夢の中
貴方と二人の眠りに落ちた
2012-09-04 12:49 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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