幻影だけを追い風と吹く

いっそ、全てが壊れてしまえば
いっそ、全てを壊してしまえば
この苦しみさえも壊れて消えてくれるのだろうか

止まらない破壊衝動だけが、僕を突き動かし
壊したい全てを泣きながら抱き締めさせる

影すらない君の姿を求めながら
抱き締めている全てに哀しみを注ぎ込み
哀しみの尽きた涙に暮れることが出来たなら
幻影位は見えるのだろうか

果てなく透明に壊れゆく言葉達よ
その哀しみの全てを僕におくれ
誰にも渡さず、僕だけに

そしたら僕は風になろう
揺らめく幻灯を消さないように、優しく吹く
微かな、微かな風になろう

涙と涙の合間を縫い吹く限りなく
微かな、微かな風になろう
2012-09-06 19:40 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補