足跡を

夕暮れの岬から見える淡い虹にさえ
明日を語る君の足跡を
遠ざかることのない、その背を見ながら
僕は、そっと辿ってみる

時に花に囲まれた道に
時に泥濘に塗れた道に
いつも変わりなく力強く刻まれた足跡

そっと足を乗せるだけで伝わって来る
君の温もりを確かめつつ
静かに、ゆっくりと辿り戻りながら
僕は君の背に祈りを向ける

どれだけ迷い遠ざかろうとも
君の背中は、いつもそこにあるというのに
僕は少し寂しくなってしまい
慌てて君の隣に駆け戻る

二人の前で岬の先端が伸び始め
大海すら渡る道となり
きっと新しい景色が見え始めるだろうと
君の微笑んだ横顔は囁いている
2012-09-09 18:07 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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