拒絶されない過去が往く

通る人のない道が拒絶のためだけに伸び
覆うアスファルトは拒絶の熱に硬化出来ないまま
立ち上る先のない蒸気を発し続けている

漂うスモークは孤独な霧となり
通らない人々の視界を遮ったままに
ゆっくりとした濃淡だけが揺れている

拒絶された拒絶達が吹かない風となる極点では
歌われることのなかった歌が遠くで響き
打ち寄せる、理由のない波に砂が舞い踊っていた

届くはずのない道を待つだけの波打ち際に沿って
忘れられるだけの記憶が点々と刻まれては
誰に見送ることもないままに消え
振り返られない過去だけが拒絶の隙間を縫い
ただの痛みとなり変わり、誰もいない道を歩いていた
2012-10-13 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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