昨日に繋がらない今日

明日を知らない今日を
ただ独り、つらつら眺めるままに
来ないままの今日として過ごしていると
忘れた昨日の優しさが吹き過ぎた

オーロラが果てしないツンドラを跨いで
波に揺られつつ海面に漂っては
時と空間を光に変えながら
白夜の空のカーテンを閉じ
一日の終わりを曖昧にしているのだ

冷たさに、寒さに身は凍て付き
時を知らない幼子のように震えては
ただ凍り砕けるだけの涙を流し
寂しさだけを足跡に雪原を彷徨った

飼い主を捨て白狼であろうとした犬が一匹
仰ぐ瞳にオーロラは映ることなく
燃え盛る氷雪の焔が揺らめくままに
ここに至る足跡は雪に埋もれ
ただ降る雪と一つになってゆくのだった
2012-11-22 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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