独りで河原を歩いていると

河原の光る石が透き通り
せせらぎを映して川は流れ
波打ちつつ下る葉が一葉

何処の樹が落としたものだろうか
傾く陽の光を冷たく受けながら
沈む先を知らぬままに酔いどれ
早く夜空を仰ぎたいと願っている

風の入らない窓に硝子はなく
ただ哀しみに似た優しさが訪れるが
振り返る人のない街通りを行くように
全てが通り過ぎるだけだった

坂を下ることのないボールを蹴り
向こうの見えない坂上を見上げると
大きな満月は白く
明日のない夜の訪れが近いことを告げ
小さくなりながら夜空に旅立っていった
2012-11-25 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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