流れぬ河の流れる時

物語の架空を流れぬ河を
架空が横切り鳥が啼き渡ると
物語は終焉を迎えた

別れという出遭い方に雨は降らず
降らぬ冷たい雨を嘆いて歩く街は
疲弊に沈み消えようと
人影を拒絶して抱擁する

影を失ったまま人々は
出遭いも別れも喪失したままに行き交い
意味を持ちえない涙を交わしては
言葉という呪縛に縋り付く

それでも河は流れ始めることすら知らず
虚構を漂う霧となり
深い森の霧氷に結実し
流れない時の中で時を数え
咲くことを忘れた花を待っていた
2012-11-30 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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